顔写真でのトラブル
次は顔写真のトラブルです。顔写真も重要な個人情報となるので、扱いには特に注意が必要なのです。そもそも顔写真をネット上で公開されたくない人もたくさんいます。特に子どもの顔写真のネット公開はトラブルになりやすいので注意が求められます。
その他にも、その場にいたことを知られたくないばあいというのもあります。当然ながら公開されたくはありませんし、写りが良くないから公開されたくない場合もあるはずです。家族の場合でもすべてOKではないですし、それ以外の人の顔写真は、撮影した時点で、ちゃんと了承を得てから公開するようにしたいものです。
顔出しNGの人は事前に抜けてもらったり、顔をスタンプで隠すなどの配慮をしましょう。最近は瞳や指先の写った高解像度写真も注意が必要です。撮影された被害者写真の瞳に容疑者が写り込んでいて、それが犯行を裏付ける証拠となった事件もありました。その逆もあるということで、自撮り写真の瞳になにか問題あるものが写り込んでいたら大変です。
ピース写真を公開すると、指紋を認識されてしまうかもしれません。マンションのオートロック解除、スマートフォンのログインなどに生体認証が使われますが、写真から指紋が読み取られると、個人情報と結びついて、流出してしまう恐れがあります。最近はスマートフォンで撮影した写真もかなり高解像度なのです。